FODプレミアムの悪い口コミ・評判をまとめました

私はFODプレミアムを1年ほど利用し続けており、視聴率30％超え時代のフジテレビ作品がたくさん見られる点や、「FODオリジナル」「FODマガジン」などに魅力を感じています。

しかし、長く利用し続けているからこそ見えてくるところや、「もっとこうしてくれれば」「なぜこれができないのか」と思うところがいくつかあります。それが以下4つの点。

これら目を瞑ってもなんだかんだ登録し続けていますし、改善の方向ではあるようです。そうした実態ベースのFODプレミアムの悪い点をまとめています。

FODプレミアムの悪い口コミ①：フジテレビ作品しかない

当たり前といえば当たり前なのですが、FODプレミアムはフジテレビが直で運営している「放送局系」のVODになり、そのラインナップは9割以上フジテレビ系列の作品です。

しかし、ごく一部だけNHKの作品があったり、海外ドラマ・映画があったりしますが、あまりここに期待して登録する方はいません。

TVアニメ「ゴールデンカムイ」など、フジテレビで放送していないコンテンツの独占配信も始めており、ラインナップの拡大に力を入れ始めているようですが、その数はまだ多いとは言えません。

FODプレミアムに登録すると、フジテレビの動画配信サービス以外に約100冊以上の雑誌が読み放題となる「FODマガジン」が付帯します。

実はこれがFODプレミアムの中でも人気のコンテンツで、私が最も利用しているサービスです（VODじゃないんかい！というツッコミは受け付けます）。

その大きな理由が、雑誌のラインナップから、ダウンロード機能、読み込み速度、特に女性から高い評判を集め、なにより感覚的に操作可能で使いやすいのです。

男性向けのファッション雑誌や経済誌、ガジェット雑誌も多く、どれも有名なものでふとしたときに開いて楽しんでいます。

しかし、VODの最大手「Amazon」がAmazonプライムの付帯特典として「Prime Reading」を2017年10月から開始したため、FODマガジンの価値がかなり薄くなりました。

Amazonプライム会員は月額500円で、見放題のVODをはじめ、このPrime Reading、お急ぎ便・日時指定便無料、音楽聴き放題、クラウドサービスなど、コストパフォーマンスでは他社を寄せ付けません（FODプレミアムは月額888円）。

唯一、FODプレミアムがAmazonに勝るポイントだったのですが、こちらは雑誌以外のもの（漫画・小説・ビジネス書など）も読むことができ、FODマガジンがむしろ割高にすら見えてくる始末です。

しかし、まだ私はFODマガジンを愛用しています。やはりこちらの方が圧倒的に操作面で優れており、個人的に読みたい雑誌のラインナップはFODの方が多く揃っています。今後、FODマガジンにも雑誌以外のコンテンツを無料（定額料金内）で追加されていくことに期待します。

FODプレミアムは「スマートフォン」の利用を想定しているためか、テレビやSTB端末による視聴ができないVODです（Amazon Fire TVやChromecastも非対応）。

しかし、スマートフォンの利用を想定しているからこそ、アプリが非常に使いやすく、さきほど紹介した「FODマガジン」も高く評価されています。

ただ画質も他社と比べるとそこまで良いわけではなく、マルチアカウントにも対応していない、PCまたはスマートフォンで一人で見ることが前提です。「家族で楽しめるVOD」を考えている方にはおすすめできません。

FODプレミアムの利用比率は8割以上がスマートフォンユーザーだというデータも公開されています。そのため、今後もテレビなど他の端末に対応させる可能性は低いと考えられます。

FODプレミアムは、視聴途中の動画、途中で止めて続きから見たい動画があっても、それがログとして記録されていないため、最初から再生されてしまいます。

自分でシークバーを動かして時間を合わせるしか策はなく、地味に不便です。「そんなこと我慢できるよ」と感じる方もいるかもしれませんが、FODプレミアム以外の他社VODは、これが当たり前のように備わっているため、これに慣れている私としては非常にストレスで仕方ありません。

また、視聴履歴も残らないため、「動画検索」から再び探さないといけないのも不便です。

FODプレミアムの悪い口コミとしては、FODマガジンを除いて技術的な問題が多いと感じます。コンテンツ（動画）は他社とかぶらないオリジナリティが高いものとなっているため、そこでの悪い口コミはあまり見られません。

他社VODで当然にできることがFODプレミアムではできない。ここが大きくデメリットになっているように感じます（テレビで見られない、マルチアカウント非対応、途中から見られない、画質がTVer並など）。

ただ、「FODプレミアムで見たい動画が多い」というコンテンツの魅力がこのVODの一番の強みだと感じます。なんだかんだ言ってもフジテレビの番組は面白いものが多く、それをほぼ独占的に取り扱っているVODが「FODプレミアム」。

「フジテレビ一強時代」であった90年代、00年代の視聴率30％、35％を平然と叩き出していた有名ドラマもFODプレミアムでは見られます。

例えば同じ放送局系VODでも、テレ朝の「テレ朝動画」、TBSの「TBSオンデマンド」などに登録しようとは思いませんが、フジテレビの「FODプレミアム」だけは別格な印象があります。