HuluやNetflixの無料体験を何度も繰り返すのは犯罪?何の罪に問われるの?

ほとんどのVOD・動画配信サービスには「無料トライアル・無料体験」が用意されています。通常2週間~1ヶ月程度お試しで利用できます。

ですから必ずお試し期間を経て登録することになるでしょうが、ここで良からぬことを考える方も多いのではないでしょうか?

メールアドレスを変えれば無料体験を何度でも繰り返せるのではないだろうか?

結論から言えば、それは可能です。しかしそれは「犯罪」ですし、結構簡単に分かるものです。メールアドレスが変わっても紐付けは容易です。

しかし、NetflixやU-NEXTなど「再トライアル」可能なVODも存在します。Netflixの場合は解約から10ヶ月程度、U-NEXTの場合は解約から1~3ヶ月程度で案内が届きます。こうした正規のものを利用する場合はもちろん犯罪ではありません。

無料登録を繰り返すとどんな罪にあたるの?

なんども無料体験を繰り返すと「詐欺罪」にあたるでしょう。

刑法246条
1.人を欺いて財物を交付させた者は、10年以下の懲役に処する。
2.前項の方法により、財産上不法の利益を得、又は他人にこれを得させた者も、同項と同様とする。

詐欺罪とは、

  1. 人を欺く行為(欺罔)
  2. 相手方の錯誤
  3. 相手方の交付行為
  4. 財物の移転

この流れが構成要素となり、それが立証されると罪が成立します。今回の無料登録の繰り返し行為を以上に当てはめると、

  1. 人を欺く行為(欺罔)
    →メールアドレスや個人情報を変更する
  2. 相手方の錯誤
    →登録情報が異なるので新規ユーザーだと錯誤する
  3. 相手方の交付行為
    →新規ユーザーだと思い込み無料アカウントを付与する
  4. 財物の移転
    →1ヶ月間の無料ユーザーとして動画が見放題になる

といった繋がりになるのではないでしょうか。ただ、相手が「人」でないと詐欺罪は認められないので、実際にどうなるかはわかりませんし判例がありません。

ちなみに、Huluの利用規約を見ると、以下のようにまとめられています。

フリートライアルはお一人様につき1回を限度としてお楽しみいただきますようお願い申し上げます。万が一これに反するような行為があった場合、当社はそのようなお客様のフリートライアルの利用を拒否することがあり、場合によっては民事的または刑事的な法律上の対抗措置を行うこともあります。

引用 Huluサービス利用規約(4. 加入及び料金請求:フリートライアル)

実際のところ、裁判沙汰になった例はないようですが、間違いなくHulu内のブラックリストには載っているはずです。

HuluやNetflixはVODのみを行っているのでユーザーの紐付けに少し苦労しますが、例えばAmazonプライムビデオなど、住所を始めとする様々な情報を入力し、一人一アカウントを原則としているサービスについては、いくらメールアドレスを変えても再登録することができません。

子供でも考えがつく愚案で悪巧みを謀るのはあまりに滑稽です。

絶対にやめましょう。

シェアしてね

  • このエントリーをはてなブックマークに追加