VODが観られるSTBを一斉比較！FireTV・Chromecast・AppleTV 他

VODを運営している各社からさまざまなSTB（セット・トップ・ボックス）が発売されています。

自社以外のVODもアプリをインストールすることで視聴できるSTBや、音声認識で検索するなど独自の機能を持ったSTBなど、さまざまです。

本記事では、それぞれのSTBについての機能や特徴をまとめ、どのようなSTBが合っているか目的・用途別に紹介します。

STB（セット・トップボックス）とは？

STB（セット・トップボックス）は、テレビでさまざまなコンテンツが観られるようにするデバイスを指します。ケーブルテレビや衛星放送を受信してテレビに繋ぐ専用のデバイスなどもSTBに含まれます。

近年は、ケーブルテレビだけではなく、ネット上の動画配信サービスを視聴できるようにするSTBが多く発売されており、ネットに繋ぎ、HDMIでテレビに繋ぐだけで、YouTubeや各社VODの視聴、さらにはアプリなどでゲームや音楽を楽しむことができます。

テレビで簡単にVODやネットの動画を楽しみたい方には、STBは必須アイテムです。

各STBの対応VOD・サービス早見表

STB	価格
Amazon FireTV	8,980円	○	○	◎	○	○	×	○	○
Chromecast	4,980円	○	○	×	○	○	○	×	○
Apple TV	19,800円	○	○	○	○	○	○	△	○
U-NEXT TV	10,584円	×	×	×	×	◎	×	×	×
ドコモテレビターミナル （Android TV）	16,848円	○	○	○	◎	○	×	×	○

※価格は税込
※FODはFire TV, Android TVに今後対応予定
※ParaviのApple TVはAirPlayにより視聴可能（iPhone, iPadが必要）

それぞれのSTBの特徴を紹介！

Amazon Fire TV

Amazonプライム会員ならコレ！手軽な値段で高機能（写真は旧型）

Amazon Fire TVは、Amazonが開発・販売しているSTBです。音声認識用のマイクが付いたリモコンが付属しており、テレビのHDMIに繋ぎ、電源を繋ぐだけで始められます。

Amazonサービスとの親和性が高く、Amazonプライムビデオの作品などを音声認識で検索することができ、ASAPと呼ばれる、瞬時に動画を再生できるようにしてくれる便利な機能が備わっています。

さらに、Amazon以外のサービスは、Amazonストアからアプリをダウンロードすることで利用できるため、Netflixを始め、Hulu、dTV、DAZN、U-NEXTなど、多くのVODサービスを利用できます。

購入 Amazon

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Chromecast

気軽にスマホ動画をテレビで楽しめる！安く済ませたい方に

Chromecastは、Googleが開発・販売しているメディアストリーミングデバイスです。厳密に言うとSTBではありませんが、スマホと接続することで、VODなどの映像をテレビに映し出すことができます。テレビのHDMIに差し込み、電源をつなぎ、専用アプリでセットアップを始めるだけで使えます。
対応アプリで表示されるキャストボタンをタップするだけで、スマートフォンで観ている映像などをChromecastが代わりに読み込んでくれるようになり、スマホはリモコンの代わりとなります。
対応アプリが多く、VOD以外にも撮影した写真や映像、Spotifyなどの音楽サービスもキャストできるので、スマホを持っていて安く済ませたい方にオススメです。

購入 Google store／楽天

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Apple TV

Appleユーザーにはイチオシ！高価格帯だが高機能

Apple TVは、Appleが開発、販売しています。名前の通りApple製品・サービスとの親和性が高く、逆に言えば、Apple製品を一つも利用していない方にはあまりオススメできません。
しかし、各VODの作品をまとめて検索できる機能があり、Siriによる音声認識にも対応しているほか、iPhone/iPadなどからストリーミングできるAirPlayという機能にも対応しているなど、非常に高機能で優れたSTBであると言えます。
価格帯は2万円台とやや高めですが、それだけの価値があるSTBです。

購入 Apple store

U-NEXT TV

U-NEXTヘビーユーザーのためのSTB

U-NEXT TVは、U-NEXTが販売しているSTBです。スペック上はAndroid TVを採用していると謳っていますが、実はU-NEXT以外のVODが視聴できず、アプリを追加することもできません。

YouTubeも視聴することができますが、使い物にならないレベルのアプリの完成度。

音声認識検索に対応しているなどのメリットはありますが、定価が1万円近くとお世辞にもお手軽な値段とは言えません。U-NEXTしか利用していない方でもその他のSTBを検討すべきでしょう。

購入 U-NEXT

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ドコモテレビターミナル (Android TV)

Android TV搭載！ ドコモ以外のアプリも幅広く利用可能

ドコモテレビターミナルは、NTTドコモが販売しているSTBです。U-NEXT TVとは違い、Google Playストアから他社VODアプリなどをインストールできるため、Android TVの強みが活かされています。Android TVはまだそれほど普及率が高くないため、対応アプリはApple TVほど多くはありませんが、それでも多くのVODに対応しています。また、精度が高いGoogleの音声認識などを利用することができるという利点や、Googleサービスとの親和性が高い点も特徴的です。
しかし、価格が16,848円（税込）と高いことを考えると、コストパフォーマンスの点ではやや微妙に思えてしまいます。

購入 docomo オンラインショップ

利用目的・用途別のオススメSTB

【Fire TV】リモコンで操作ができて、できる限り安くテレビでVODを視聴したい人

そんな欲張りな方には、Fire TVがオススメです。

廉価版であるFire TV Stickは4,980円とSTBの中では破格な値段にも関わらず、音声認識機能付きリモコンが付属し、VODを視聴するのに必要十分な機能が備わっている上に、操作はしやすく対応VODも多いという、コストパフォーマンスに優れたSTBです。

4K HDRに対応し、性能がアップしたFire TVも8,980円と手頃な価格なので、こだわりがある方にもオススメです。

【Chromecast】VOD以外の映像・音楽もよく視聴している人

スマートフォンをお持ちで、VOD以外の映像も楽しんでいる方にはChromecastがオススメです。

VOD以外にもYouTubeなどの対応アプリからキャスト（Chromecastに映像を飛ばす）することができる上に、Androidの場合は、Google Chromeで視聴している動画も視聴できる場合があります。アダルトサイトやVODの動画を、スマートフォンではなくテレビの画面で楽しみたいという方にも好評なようです。

アプリによってはスマホに保存している写真や動画もキャストできるので、大画面でそれらを共有したり一人で楽しみたい方にもオススメできます。

【Apple TV】一社に限らずさまざまなVODを視聴したい人

さまざまなVODを掛け持ちしている人には、Apple TVがオススメです。

Amazon Fire TVも対応VODが多いのでオススメはできますが、音声認識検索がAmazonで配信されている作品しか対応しておらず、スマートフォンアプリのように、それぞれのアプリ内で検索をする必要があります。しかしApple TVの場合は、複数のVODをまたいで検索することができ、もちろんSiriによる音声認識にも対応してるので、一部のVODでしか配信されていない作品も瞬時に見つけることができるのでストレスフリーです。

今回紹介したSTBの中では最も優れた機能を持っているApple TVですが、価格が2万円近くとやや高額であるため、検索の利便性にそれほど価値を見出さない方にはFire TVをオススメします。