「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」見どころを紹介!

ファンタビ ニュート
引用:https://prcm.jp/album/c1a91e1230b23/pic/79447671

全5作予定の「ファンタスティック・ビースト」シリーズの第1作目の作品です。11/23からは、第2作目となる「ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生」も公開されているので、シリーズ導入作である「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」も、ぜひチェックしてみてくださいね。

ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅とは?(あらすじ)

「ハリー・ポッター」シリーズの新作として発表された映画です。ハリーポッター1作目から約70年前の1926年のアメリカが舞台となっています。主人公は、イギリスの魔法使いで魔法生物学者の「ニュート・スキャマンダー」という青年です。

ニュートの持つスーツケースの中には、世界中で保護した絶滅危惧種の魔法生物が、たくさん住んでいます。ニュートがアメリカに立ち寄ったある日のこと、スーツケースの中から魔法生物「ニフラー」が抜け出してしまいます。

当時のアメリカ魔法界では、ノーマジ(魔法使いでない人)に魔法の存在を知られることを恐れ、魔法を使った者や魔法生物などに対して厳しく取り締まりをしていました。おおごとになる前にニフラーを見つけたいニュートは、ノーマジの「ジェイコブ」の隣に座り、ニフラーをさりげなく探します。

なんとかニフラーの姿をとらえ、すぐにニフラーを追いかけるのですが、その時にうっかりと魔法動物「オカミー」の卵をベンチに置き忘れてしまいます。

大きな卵のような物(オカミーの卵)をニュートが置き忘れたことに気づいたジェイコブは、ニュートを追いかけて卵を持ってきてくれます。しかし、”ノーマジに魔法の存在を知られてはいけない”というアメリカ魔法界のルールを知っているニュートは、ジェイコブに魔法生物の卵を見られてしまったと気づき、焦ってしまうのです。

そのためニュートは、すぐにでもジェイコブの記憶を消そうとするのですが、自分の身に降りかかる異変を感じ取ったジェイコブには、隙をついて逃げられてしまいます。

実はその時に、ニュートの魔法生物が入ったスーツケースと、ジェイコブのスーツケースが入れ替わってしまうのです!

家に戻り、スーツケースが入れ替わったことなど何も知らないジェイコブが、ニュートのスーツケースを開けると、魔法生物がどんどんと逃げ出してしまいました。わざとではなくとも魔法生物を逃してしまったことから、ニュートとジェイコブはアメリカの魔法省から追われることになってしまいます。

こうして二人は、魔法動物をノーマジ界に逃してしまったことをきっかけに、アメリカの魔法界や闇の魔法使い、ノーマジ達をめぐる様々な問題に巻き込まれていくことになるのです…

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印象に残る名シーン・見どころを紹介!

魔法をめぐる様々な人の考えやキャラクターに注目

ファンタビ ジェイコブ クイニー
引用:https://prcm.jp/album/aa871d5139bd3/pic/64189992

ファンタスティック・ビースト(以下ファンタビ)では、友情・愛情・差別・思惑などのヒューマニティーが、盛りだくさんに描かれています。ただのファンタジー映画だと思ってボーッと見ると、次々に場面が切り替わるので、少し混乱してしまうかもしれません。まずは、ニュートと3人の仲間の活躍と、ファンタビの中では、魔法をめぐって対立する4つの力があるということを意識して見ると、わかりやすいです。

個性的な4人の友情が魔法界を救う!

主人公「ニュート」は、魔法魔術学校ホグワーツの元生徒で、「ハリー・ポッター」の主人公「ハリー」と同じように「アルバス・ダンブルドア」が恩師です。現在は、魔法動物学者として世界中を飛び回っています。ニュートは魔法のスーツケースの中で、保護した魔法動物を愛情たっぷりに育てています。ニュートには、おっちょこちょいな一面もあり、今回のようなうっかり魔法動物を逃してしまう自体が起こってしまいました。

ちょっと小太りの男性「ジェイコブ」は、ノーマジ(魔法使いではない普通の人間)なのですが、ニュートに出会ったことがきっかけで魔法の世界を知ってしまいます。もし魔法を知らない人間だったら、こんな反応をするだろうなと思えるようなコミカルなリアクションに共感できます。魔法動物を探すのを手伝ってくれる優しい人物です。

上記の画像に写っている金髪の女性は「クイニー」です。クイニーは、人の心を自在に読むことができます。料理上手で姉思いな性格です。ジェイコブに好意を抱いている女性でもあります。

クイニーの姉で、元闇祓いの「ティナ」は、この物語のヒロインです。真面目な才女ですが、現在は闇祓いから杖の申請係に移籍しています。なんとか手柄をあげて、元のポジションに戻ろうとしていたタイミングでニュートに出会います。

この性格や生き方が全く違う4人が出会い、友情が芽生え、一緒に魔法界の問題に立ち向かっていく姿は見どころ満載です。個性的ながらもわかりやすいキャラクター設定なので、映画を見ていても疲れません。

深読みせずに四人の掛け合いを楽しむことができます。今後のシリーズで、この四人の関係がどのように変化していくのかもファンタビを見る楽しみのひとつです。

魔法をめぐり4つの力が対立する!

ファンタビの中には、魔法をめぐる4つの力が存在します。
1つめの力は、ニュートやジェイコブのように魔法使いやノーマジ、魔法生物やオブキュラス(危険な生命体)だということは関係なく、愛情を持って理解し共存していこうとする人たちです。

2つめの力は、アメリカ合衆国魔法議会(MECUSAメクーザ)による、何としても魔法は、ノーマジに知られてはならないという考えの人たちです。この当時のアメリカの魔法界は、イギリスの魔法界とは違い、自分たちが魔法使いだと知られることを恐れていました。そのため、魔法を露呈する原因になると考えられた場合には、厳しい処罰を行います。

3つめの力は、密かにノーマジの世界を魔法界で支配しようと企てている魔法使いやオブキュラスに取り憑かれた子供達が抑えきれない魔力です。闇の魔法使いは、凶悪な力を持つオブキュリアルの弱みを利用して、人間界を支配しようと企てて実行します。

4つめの力は、ノーマジによる魔法の脅威と魔法使いの撲滅を訴える集団(新セーレム慈善協会)の力です。魔法を知られてはいけないルールがあるはずなのですが、ノーマジの中には魔法を信じていたり、魔法の存在を知っている者がいるのです。

この4つの力を持つ者たちの全てが、自分たちを守るためだったり、自分の信念を貫くために対立していきます。人間の中に潜む闇や優しさを描いた名シーンの数々に注目してご覧ください。ファンタビは、この4つの目線でストーリーが切り替わりながら話が進んでいきます。

最初に見たときは「このシーンはなんの意味があるのだろう?」と疑問を感じてしまう場面もあったのですが、エンディングには「そういうことだったのか!」とすっきり理解することができました。映画の途中で「よくわからなくてつまらないかも…」と思っても、最後まで見てみてくださいね。

「ハリー・ポッター」に登場した教科書を書いたのは、主人公のニュートだった!

ファンタビ 魔法生物 ニフラー
引用:https://prcm.jp/album/f64c8d27123fb/pic/75357246

魔法動物たちがカワイイ!捕獲方法も面白い!

「ハリー・ポッター」がホグワーツで使っていた教科書「幻の動物とその生息地」は、ニュートが書きあげた書籍なのです。教科書の中のカワイイ魔法動物はファンタビの中で、たくさん登場します。その中のいくつかの魔法動物をご紹介しますね。

上記の画像に写っている「ニフラー」は、とにかく光る物や金目の物が大好きな魔法生物です。悪気無く、銀行や宝石店にも忍び込んでしまいます。魔法のかかった腹袋に驚きの量の宝物を収納できるそうですよ。動きが俊敏で捕まえるのも大変です!「ハリー・ポッター」の授業でも大活躍していた魔法動物です。

デミガイズ」という猿のような魔法動物もいます。デミガイズは変幻自在に姿を消すことができます。「ハリー・ポッター」で登場した透明マントは、このデミガイズの毛から作られていますよ。デミガイズは、未来を予知する能力を持っているので、予期できない行動をとって捕獲する必要があります。予期できない行動って、かなり難しいですよね。はたして映画の中ではどんな方法で捕獲したのか!?注目して見て欲しい名シーンの1つです。

最後にもう1つだけご紹介しますね。「エルンペント」という、サイのような魔法動物は、普段は大人しいのですが、攻撃された場合には大変です。分厚い皮が呪文を跳ね返し、ツノは金属を貫きます。内部の毒液を注入された場合には、注入された者が爆発してしまうのです。ニュートは、エルンペルトを捕獲するために”求愛ダンス”を踊ります。いったいどんな求愛ダンスなのかをチェックしてみてくださいね。

他の魔法動物達も個性豊かで面白い生き物ばかりです。魔法動物たちは、自分たちが貴重な存在がゆえに乱獲され、絶滅の危機に直面していることを知りません。無邪気に好奇心だけで人間界に出て行ってしまいます。魔法動物の可愛らしさと、素晴らしい能力、一風変わった捕獲方法に注目して見て欲しいです。

ニュートが書き、ハリーが使っていた「幻の動物とその生息地」の教科書は、私たちも本屋で購入することができますよ。私も持っているのですが、ハリーが授業中に書いた落書きや、魔法動物たちについての詳しい生態などが記されていています。映画と合わせて読むと、映画の面白さが倍増するのでおすすめです!

1926年代の時代背景がよく描かれている

ファンタビ 1926年 アメリカ
引用:https://prcm.jp/album/a15f4158db8d9/pic/65492694

街並みやライフスタイルなどをリアルに再現している

ファンタビの中では、1926年当時のアメリカの様子や空気感がよく描かれています。作品の中で、アメリカの魔法使いたちが、必死で魔力を隠しているのも、当時の「魔女狩り」の影響を受けているからです。1926年当時の人種差別や施設での孤児たちの貧困な暮らしぶり、移民の生活ぶりなども描かれています。

他にも1926 年当時を意識しているシーンがありますよ。ニュートがアメリカに到着した時の税関は船着場にあります。当時はまだ航空手段は使われていなかったことを表しています。「禁酒法」があった時代を意識した、隠れ酒場のダークな雰囲気も見ものです。

映画の中の小道具にも、キャラクターのライフスタイルが丁寧に映し出されていますよ!ニュートのスーツケースの中では、日本製の薬が置いてあるのが確認できます。ニュートが世界中を周っていた様子が伝わってきますよね。動物世話盤にも詳細な記録が記されて、魔法動物への愛が感じられます。

ティナの職場を訪れた時にも、小道具を使ってティナの生活ぶりが上手に表現されています。ティナは、闇祓いの仕事がしたいので、杖認可局の仕事には興味がないのです。ティナのモチベーションを表すために、杖認可証の封筒が机に山積みにされています。アメリカ魔法界では杖の認可が必要というセリフを聞いたファンタビスタッフは、わざわざ1から杖の申請用封筒を何種類も制作したそうです。

ファンタビでは、数秒しか映らないシーンや、たった一言のセリフにも、しっかりとした意味が詰まっています。何度も繰り返してみたくなります。

一瞬一瞬を見逃さずに、新しい発見を楽しんくださいね。私自身も何回も繰り返し見ていますが、毎回違った発見があって面白く感じています。ついついファンタビ→ハリポタ→ファンタビ…と、繰り返し見てしまいます。

シリーズ続編に向けたヒントが盛りだくさん!

ファンタビ 魔法省
引用:https://prcm.jp/album/aa871d5139bd3/pic/64189993

今後の魔法界に起こりそうな事件のヒントが詰まっている

ファンタビ1作目には、ファンタビ続編につながるヒントが詰まっています。ハリポタの登場人物の過去に迫る内容も盛りだくさんです。謎解きをする感覚で見ると、ファンタビとハリポタのストーリーがだんだんと繋がって来るので面白いですよ。ファンタビを見る楽しみが倍増するので、細かなヒントを見逃さないようにチェックしてみてください。

今回は、その中でも注目すべき3つのヒントをご紹介しますね。
ニュートのスーツケースの中の部屋には「リタ・レストレンジ」の写真が飾ってあり、友達だと言っていました。リタ・レストレンジは純血を保っている家系の魔法使いです。

ハリポタの中では、リタと親族関係に当たる「ベラトリックス・レストレンジ」と「ロドルファス・レストレンジ」は闇の魔法使いとして登場していました。今作では、リタについて語られるシーンが少しあるので、続編を見る前に一度確認しておいて欲しい見どころです。

ファンタビでは作者のJ.K.ローリングさんが映画の脚本を担当しているので、ほんとうに細部の細部までこだわった演出がされていて感動してしまいました。ファンタビ5作品とハリポタ8作品の超長編小説なのに、世界観やキャラクターたちの設定がしっかりと繋がっていてすごすぎます!

2つめのヒントは、クリーデンスを利用して、魔法の脅威をみせつけようとしていたグレイブスの正体が「グリンデルバルド」だったということです。グリンデルバルドはヨーロッパで猛威をふるっている闇の魔法使いです。

実は、ハリポタで偉大な魔法使いと言われている「ダンブルドア」とグリンデルバルドには親密な関係があると言われています。今作でもグリンデルバルドが「ダンブルドア」の名前を出しているシーンがあります。

グリンデルバルドを演じているのは、有名俳優のジョニー・デップさんです!今後の展開にも重要になってくる人物であること間違いないですので、必ずチェックして欲しいです。特殊メイクも完璧で、ジョニー・デップさんだとは全く気づきませんでした!

3つめのヒントは、MECUSAの魔法使いによってクリーデンスが粉々にされたシーンです。クリーデンスが消滅したかのように見えて、生きのびている可能性が感じられる演出になっています。クリーデンスが粉々になったときには、魔法の一部のような物体がひらひらと舞っているのです。

ものすごく強い魔力を持っていた者が、そんなにあっさり消滅するはずがないので、今後の展開に期待しながら最後の消滅のシーンを観察してみてください。悪の力ってしぶといですよね。そのおかけでファンタビの続編があるので、ストーリーが解決しなくてモヤっとするような、ワクワクするストーリーが続いて嬉しいような複雑な気分です。

最終的にはどのようにストーリーが完結するのか、期待大です!

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