『ハリーポッターと賢者の石』の5つの魅力と、シリーズを楽しむ方法

ハリーポッターと賢者の石のイメージ
引用:https://www.hmv.co.jp/productitemstock/stock/411419

ハリーポッターと賢者の石を100回以上繰り返し観た私が解説します。英語の勉強を兼ねて見始めたのですが、その面白さと映像美にどっぷりつかってしまいました。家族に「もう勘弁してくれ」と言われなければ、もっと繰り返し観ていたはずです。

ハリーポッターとは?

イギリスの女性作家による、魔法ファンタジー小説。児童書に分類されることもありますが、全編通してダークファンタジーであり、魔法学校の生徒の人間模様や死を取り扱っているためか、大人のファンが多い作品です。

1990年代のイギリスを舞台として、魔法学校の生活や主人公「ハリーポッター」の両親殺しの殺人魔法使いとの戦いが描かれています。いじわるな親戚の元で何も幸せのない環境で育ったハリーが魔法学校で友人を得て成長し、殺人魔法使いと戦う物語です。

ちなみに、最近公開されている「ファンタスティックビースト」は、ハリーポッターよりも少し前の物語。


ハリーポッターと賢者の石5つの魅力

イギリスと魔法界の2つの美しさを堪能できる

ハリーポッターと美しい建築のイメージ

全編通して、息をのむほど美しいシーンが沢山あります。全体的にイギリス建築とインテリアを基調とした中で魔法の不思議な世界が広がっているので、統一感があります。

魔法学校の舞台として使用されたオックスフォード大学のクライストチャーチは、歴史があり豪華絢爛。海外の多くの大学に建築を模されるほどに、素晴らしいものでした。このオックスフォード大学は15人のイギリス大統領が輩出しており、世界的に人気のある大学と言えます。

ハリーポッターと賢者の石を観れば、イギリスと魔法界の2つを旅行したような気分を味わえます。建築やインテリアはもちろん、イギリスらしい皮肉のやりとりなど文化の面も垣間見えます。

常に現実世界とリンクしている

ハリーポッターの魔法界への入り口のイメージ

他のファンタジー作品とハリーポッターの大きな違いとして、ハリーポッターは常に現実の世界にリンクしています。ハリーポッターの中では魔法使いと非魔法使い(マグル)の二つが存在しますが、私たちは非魔法使いで世界のどこかに魔法界があるのじゃないかと思わせる仕掛けがたくさんあります。

例えば、ハリーが最初に魔法界に行く時、普通の電車のホームから不思議な入り口を使って魔法使い専用の電車に乗っていきます。私たちの日常の隣にそんな不思議な世界への扉があるような気がしてくるように、あり得なくはなさそうな設定になっています。

全編を通して、非魔法使いの親戚のおじさんやおばさんとの関わりがあったり、魔法界で起こっている事件が非魔法界に影響したりとつながりを感じさせます。私たちの日常で起きるちょっと不思議な出来事、お化けやら幽霊や妖怪の仕業のように思えることもひょっとしたら魔法界の誰かの仕業かもしれないと思わせてくれます。

USJのハリーポッターのイメージ
引用:https://www.usj.co.jp/area/the-wizarding-world-of-harry-potter/

そして、魅力の極めつけは、私達非魔法使いが魔法界に行く手段が一つだけあることです。それは大阪のUSJに作られた、ハリーポッターのアトラクションに行くことです。

非常に精巧に作られていて、魔法の学校の外観はもちろん、内観も所々に魔法界で見たアイテムたちが並び並んでる間もワクワクできるような仕掛けがあります。また、アトラクションと言っても町ごとまるっと作られていてお店も沢山あるので、ハリーポッターエリアに入った瞬間から映画の中で見た世界・小説の中で創造した世界が広がっています。

USJでハリーポッターエリアを楽しむなら、私は冬の夜が一番お勧めです。魔法界の怪しくひんやりした空気感が、ぴったりと合います。

ファンタジーものにハマると、「私はどうしてこの世界の住人じゃないのだろう」と寂しくなるくらいに好きになることがありますが、大好きな作品の世界の中に入れる奇跡のような作品がハリーポッターです。

日本人が聞きやすいイギリス英語が最高の教材に

映画に原作者が口出ししていいスタイルだったためか、俳優はほぼ全員イギリス人でした。この徹底した統一感のおかげでで、イギリスの中での方言や言い回しの地域性に違和感がなく、「微妙な方言に興醒めしてしまう」ということも一切ありません。

アメリカ英語とは違って聞き取りやすく抑揚の少ないイギリス英語は、日本人の耳にもなじみやすいはずです。(私個人としてはそう感じました。)魔法の呪文もシンプルに英語の意味のままで、無意味な呪文ではありません。ハリーポッターと賢者の石は、英語を勉強するのにこれ以上ない教材だと思います。日常会話も多いので、スラングも覚えてしまいますが・・

ほうきのスポーツ・アクションシーンが最高!

ハリーポッターのクィディッチのイメージ
引用:http://al-work.net/

他のファンタジー作品に無い魅力としては、悪い敵との戦い以外にもアクションシーンがあることです。ハリーポッターの魔法学校で人気のスポーツとして、ほうきに乗って行うサッカーのような「クィディッチ」があります。

このアクションシーンが実にかっこよく、ハラハラどきどきとさせるように出来ています。実際に空を飛んだらこんな不安定感があるのかとか、力の入れ具合やほうきに乗ってボールを投げるときの足の踏ん張り具合まで、とてもよく実写化されています。

魅力的あるキャラクターと友達になり一緒に成長できる

ハリーポッターに出てくるキャラクターはどれも、とても人間的で完璧な人はいません。欠点だらけなのに憎めない子、超優等生なのに愛嬌があって大好きになってしまう子、変人だけど芯の通ったかっこいい人・・そんな人達がたくさんいます。

ハリーポッターを観るということは、彼らみんなと友達になるような楽しい体験をすること、そして彼らが何も知らないあどけない子供だったころから大人になって自立するまでの成長を見守り、自分も一緒に魔法学校を卒業するような感覚を味わうことです。

ハリーポッターのイメージ
引用:https://moorama-times.com/harry-potter-series-number-2765

主人公のハリーはとても正義感が強く優しい性格ですが、理不尽なことには怒るし、学校の噂の的になるとイライラもします。友達のロンやハーマイオニーに八つ当たりして、孤立することだってあります。

ロン・ウィーズリーのイメージ
引用:https://girlschannel.net/topics/466638/

優しいけどちょっと成績が悪い、ロン・ウィーズリーはとても性格がいいし、ハリーのことを信じています。でも、時々学校のヒーローになったハリーに嫉妬したり、無神経な発言で女の子のハーマイオニーを泣かせたりとしょっちゅう失敗をしています。

ハーマイオニー・グレンジャーのイメージ

ハーマイオニー・グレンジャーはとても成績が良く、賢い女の子ですが最初はロンとハリーと性格が合わないし、女の子扱いもされませんでした。でも、途中からどんどん綺麗になっていきます。エマ・ワトソンといえば、もはやハリーポッターと切り離しても有名な女優さんになりましたね。

他にも亡くなったお父さんやお母さん、学校の先生達や昔のお父さんの友達など、陰からハリーを見守る人はたくさんいます。また、ロンの兄弟や他の学校の友達などたくさんのキャラクターが出てきますが、どれも魅力的で強烈な個性があり忘れられない存在です。

あまりに人間っぽくてリアルなので、実在するのではと思ってしまうぐらいです。ハリーポッターシリーズを読むということはこれらのキャラクター達と友達になるということでもあります。

こんなときハーマイオニーならどうするかしら、ロンだったらきっとすねてどこかに行っちゃうかも、なんて日常で考えるようになるかもしれません。私はUSJのアトラクションで彼らを見たときに、久しぶりに懐かしい友達に会ったような嬉しい気持ちになりました。そこまで感情移入してしまうほどに、彼らは本当に魅力的です。

まとめ:ハリーポッターと賢者の石を試してみる!?

ハリーポッターと賢者の石を最初に見るべき理由と、映画の魅力が伝わったかと思います。原作小説も全て網羅すればそれだけ深くキャラクターや世界観を楽しめますが、最初はまずハードルを低く設定して、ハリーポッターシリーズを試食するつもりでハリーポッターと賢者の石を観てみてください。

ハリーポッターシリーズ一覧

  • 原作小説ハリーポッター 7冊(8巻は舞台のシナリオ形式)
  • 映画ハリーポッター 8作
  • 映画ファンタスティック ビースト 2作(2018年11月15日現在)
  • 筆者J・K・ローリングの解説書 5冊

ファンタスティックビースト2の映画公開でますます盛り上がる、ハリーポッターシリーズ。既に、沢山本や映画が公開されていますよね。こういった人気作を見始めるのについ、「長過ぎるからどこから始めたらいいかわからない」というハードルを感じてしまうのは私だけでしょうか。

ガンダムや物語シリーズなど、超人気作だし気になるのに手が出せない…と諦めてしまうのはもったいない。ハリポタファンを増やすチャンスを逃したくない・・!と必死な私が、ハリーポッターシリーズをこれから見始めるためのお勧めルートをお伝えします。

ハリーポッターシリーズお勧め攻略ルート

映画1作目「ハリーポッターと賢者の石」

映画「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」

映画「ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生」

映画1~8作目(映画1作目を忘れていたらおさらい)

※映画を観てもっとハリポタの世界に浸りたくなったら・・

原作小説ハリーポッター 7冊

原作小説ハリーポッター 8巻

まず映画ハリーポッターの1作目「ハリーポッターと賢者の石」を観てください。シリーズものの第一作目というのは、とんでもなく素晴らしいから後続作品が生まれています。

逆をいえば、この1作目が刺さらなければ、ハリーポッターシリーズは合わなかったと判断してしまえるくらいのものです。ただ、「ハリーポッターは合わなかった」という人はほとんどいないくらいに多種多様な魅力がつまった映画だからこそ、自信を持ってこのようなことを書いています。

さらっと2~3時間で見終えることが出来る映画が、最初の一歩には向いていると思います。映画を一通り観て、もっとハリーポッターの世界に浸りたい、もっと知りたいと思ったら、原作小説を読んでもいいかな・・という心構えで始めるとちょうどいいかもしれません。

「ハリーポッターと賢者の石」主要キャスト

主人公 ハリー・ポッター:ダニエル・ラドクリフ

同級生 ロン・ウィーズリー:ルパート・グリント

同級生 ハーマイオニー・グレンジャー:エマ・ワトソン

先生 アルバス・ダンブルドア:リチャード・ハリス

先生 ミネルバ・マクゴナガル:マギー・スミス

用務員 ルビウス・ハグリッド:ロビー・コルトレーン

先生 セブルス・スネイプ:アラン・リックマン

先生 クィリナス・クィレル:イアン・ハート

先生 マダム・フーチ:ゾーイ・ワナメイカー

先生 アーガス・フィルチ:デイビッド・ブラッドリー

同級生 ドラコ・マルフォイ:トム・フェルトン

同級生 ネビル・ロングボトム:マシュー・ルイス

ロンの兄妹 フレッド・ウィーズリー:ジェームズ・フェルプス

ロンの兄妹 ジョージ・ウィーズリー:オリバー・フェルプス

ロンの兄妹 パーシー・ウィーズリー:クリス・ランキン

ハリーの父 ジェームズ・ポッター:エイドリアン・ローリンズ

ハリーの母 リリー・ポッター:ジェラルディン・ソマーヴィル

シェアしてね

  • このエントリーをはてなブックマークに追加