引用 : https://entertainment-topics.jp/21973
ハリー・ポッターシリーズの第一作目となる「ハリー・ポッターと賢者の石」は2001年に日本で公開され、その興行収入は200億円にも上る大人気の映画です。
11月23日に公開された最新作「ファンスティックビーストと黒い魔法使いの誕生」はハリー・ポッターシリーズのスピンオフ作品の2作目で、初代シリーズのとリンクする人物や呪文、魔法生物が登場します。
初代シリーズを見れば、新作をもっと楽しめることができますよ。今回は、ハリーポッターシリーズ第1作目「ハリーポッターと賢者の石」の見どころを紹介します!
「ハリーポッターと賢者の石」とは?(あらすじ)
ごく普通の少年ハリーが魔法の世界に旅立ち、仲間と共に悪と立ち向かい、成長していくファンタジー作品です。
孤児の少年ハリーは、意地悪な叔母夫婦一家の物置部屋で暮らしていた。ハリーが12歳の誕生日を迎えたころ、一家に大男ハグリッドがやってきてハリーにホグワーツ魔法魔術学校の入学許可証を手渡した。そこでハリーは自分や亡くなった両親が魔法使いであることを知る。そしてハリーはハグリッドと共に魔法使いの世界、ホグワーツへと旅立つのであった。
魔法界でハリーは有名人だった。なぜなら、ハリーは赤ん坊の時に、闇の魔法使いヴォルデモートの呪文を跳ね返し、撃退した「生き残った男の子」だからだ。ハグリッドはハリーに、ハリーの生い立ちを話した後、まだヴォルデモートは生きていることを伝えた。
ハリーはホグワーツ魔法魔術学校に入学し、友だちのロン、ハーマイオニーと共に学校生活を送っていた。しかし、学校に捕らえられたトロールが逃げ出したり、何者かにハリーが呪いをかけられたり、学校内で不吉な事件が起きるようになる。
ハリーたちは事件を追及するうちに、学校内に「賢者の石が」隠されていること、そしてそれを誰かが手に入れようと企んでいることを知る。「賢者の石」を手に入れれば、永遠の命が与えられるのである。一体誰がそれを狙い、その目的は何なのか。ハリーたちは悪の手から石を守ろうと、力を合わせて立ち向かっていく。
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心に残る名シーン、伏線、見どころを紹介!
シリーズ1作目の「ハリー・ポッターと賢者の石」には魔法の世界の魅力がギュギュっと詰まっています。また、心に残る名言や、最終章にもつながる伏線もたくさんあるので、今回は、12選の名シーンを紹介していきます。
1.物語のカギを握るの蛇の登場
引用 : http://kiragamiteru.com/nagini-1232
物語の最初の方に出てくるこのシーン。ハリーの蛇と話す能力は、最終章に続く伏線の1つです。今後、この蛇という生き物自体が物語のカギを握る存在になってくるので、絶対に見逃さないでください!
いとこのダドリーの誕生日に、ハリーは叔母夫婦一家と動物園に行くことになりました。
叔父さんから「変な真似はするなよ」と釘を刺されたハリーは爬虫類コーナーで静かに蛇を眺めていました。そして何気なく蛇に話しかけました。
すると、何と蛇がハリーの言葉に相槌を打ち始めたのです。ハリーは驚きながらも話を続けましたが、ダドリーに邪魔をされてしまいました。怒ったハリーがダドリーを睨むと、ダドリーは蛇のいる柵の中に閉じ込められ、代わりに蛇は柵から逃げ出すことに成功します。
蛇はハリーに礼を告げると動物園を後にしました。ここからハリーの周りでは不思議なことが起こり始めるのでした。
2.魔法界へ繋がる9と3/4番線
引用 : https://ameblo.jp/annemarie-cinema/entry-12236774504.html
魔法の世界へ通じているのは、なんとロンドンのキングス・クロス駅のホーム!
魔法学校行きのホグワーツ特急は、駅の「9と3/4番線」に行かないと乗れません。
ハリーやロンは9番線と10番線の間のレンガの壁を通って「9と3/4番線」に行き、特急に乗ってホグワーツへと旅立ちます。
このシーンでは、新たな世界へ踏み出すハリー姿が描かれています。ずっと階段下の物置部屋で生活していたハリーが、勇気を持って魔法の世界へ旅立つこのシーン。「これから何が始まるんだろう?」と見ているこちらがワクワクしてしまいますね!
キングス・クロス駅はロンドンに実在する駅で、映画が公開されてから、9番線と10番線の間の壁には、このシーンを表した模型が取り付けられています。ロンドン旅行の際は必見の観光スポットです!
3.「スリザリンは嫌!」組分け帽子の選別
引用 : https://togetter.com/li/904428
ハリポタファンなら誰もが見覚えのあるこのシーン。
組分けとは?
ホグワーツ魔法魔術学校は4つの組に分かれています。勇敢な者が多いグリフィンドール、狡猾で意地悪な者が多いスリザリン、温厚なで優秀な者が多いハッフルパフ、勤勉で真面目なものが多いレイブンクロー、入学式で生徒はこのどれかに組分けをされます。
言葉が話せる魔法の帽子を頭に載せ、生徒の人格や素質を見極めてもらいます。
帽子がハリーの頭に乗ると、急に険しい表情になりました。ハリーは勇気と才能があり、頭も良く、自分の力を発揮したいと願っていました。どの組に入れたものかと帽子が悩む中、ハリーは「スリザリンは嫌」と帽子に言います。
というのも、友だちのロンを馬鹿にした意地悪な少年マルフォイがスリザリンだったからです。また、邪悪な魔法使いはみんなスリザリンだったとロンから聞いていたため、ハリーはスリザリンに入ることを拒否したのです。
しかし帽子は「スリザリンに入れば偉大になれる」とハリーに語りかけます。それでもハリーは首を振り続けました。その結果、ハリーはグリフィンドールに組分けされました。
「自分は邪悪な道には絶対に行かない!」というハリーの決断は最終章で大きな意味を持ちます。
4.ハリーとロンが力を合わせてトロールを撃退
引用 : https://warnerbros.co.jp/
ハリー、そして友だちのロン、ハーマイオニーの絆が強くなったこのシーン。
ハロウィンの日、学校内でトロールが逃げ出します。多くの生徒が避難してく中、ハリーとロンはその場にいないハーマイオニーを助けに行きます。ハーマイオニーは頭は良いけれど強気な性格で、なかなか友だちができませんでした。
ハリーとロンはすぐに親友になったけれど、ハーマイオニーはその性格から2人と打ち解けることができませんでした。友だちができず、トイレで泣いているところ、トロールがやってきます。
ハリーとロンはハーマイオニーを襲っているトロールを見つけると、落ちているものを投げて撃退を試みますが、ハリーがトロールに捕まってしまいます。窮地に立たされたロンはハーマイオニーから教えてもらった呪文を唱え、トロールを気絶させることに成功します。
引用 : http://dreamingwithbooks.altervista.org/
その後、先生たちが駆けつけ、ハリーとロンが責め立てられてしまします。そこで、優等生で校則違反に厳しかったハーマイオニーが、自分のせいだと言って2人を庇いました。
この出来事がきっかけで、3人は固い友情で結ばれたのでした。その後3人はいつも一緒に行動するようになります。
5.大興奮!クィディッチの試合
引用 : https://harry-potter-banzai.blog.so-net.ne.jp/2014-09-20
スポーツ好きの人におすすめしたいのが、このクィディッチの試合のシーンです!
クィディッチとは?
箒に乗って空飛ぶボールを追いかけてゴールに投げ入れて得点を競う競技のことです。ボールの中でも1番速い黄金のスニッチをキャッチすれば150点追加で試合は終了となります。試合に勝つには、このスニッチを捕まえなければなりません。
ハリーは1年生ながらスニッチを捕まえる役割を持つシーカーに選ばれます。ハリーの父親もシーカーだったので、その才能は親譲りのものでした。
初試合前、ハリーは緊張していましたが、いざ試合となるとその才能を充分に発揮します。しかし、ハリーは試合中に何者かに呪文をかけられ、箒から振り落とされそうになります。
それを見たハーマイオニーは、呪文をかけていると思われる人物の服に魔法で火をつけ、呪いを中断させました。その結果、ハリーは試合に集中することができ、金のスニッチを見つけました。
はたして、ハリーはスニッチを捕まえることができるのでしょうか?勝敗の結果は本編をご覧ください!このシーンは箒のスピード感や、そしてドキドキハラハラな展開が楽しめますよ!
6.クリスマスプレゼントの透明マント
引用 : https://jp.sputniknews.com/science/201807025063549/
ハリーはホグワーツでの初めてのクリスマスを迎えた朝。ハリー宛に差出人不明のプレゼントが届きます。
何とそれは着れば姿が見えなくなるという透明マントだったのです。校則違反常習者の彼らにはありがたいアイテムですね(笑)
このマントを使って閲覧禁止の図書コーナーに忍び込んだり、夜中に出歩いたり、かなり役立つアイテムです。
しかも、このマントには歴史があり、ハリーの手に渡ったのも偶然ではありません。最終章でその謎が明かされるので、このアイテムも要チェックです!
7.最新作のキーパーソン、ニコラス・フラメル
引用 : https://warnerbros.co.jp/
ホグワーツに賢者の石があるとことを知ったハリーたちは、賢者の石ついて調べ始めます。
賢者の石は、どんな金属も黄金に変える力を持っています。そして、石から生み出された「命の水」を飲めば不老不死になれるということを、ハリーたちは本を読んで知ります。
賢者の石は、ダンブルドアとその友人のニコラス・フラメルという錬金術師が作り、彼は今も生きているというのです。
作中では名前だけの登場でしたが、このご老人、実はファンタスティック・ビーストシリーズにも関係するキーパーソンなので、最新作を見に行く人は覚えておいてください。
8.みぞの鏡に映る、ハリーの1番の望みとは?
引用 : https://www.buzzfeed.com/
ハリーの本当の望みが映し出される幻想的なシーンです。
ハリーは学校内でみぞの鏡という魔法の鏡を見つけます。その鏡は、見る人の1番望んでいるものを映します。ハリーが鏡を見ると、ハリーとその両親が一緒に映し出されました。ハリーを見て、肩に触れ、ただ微笑んでいる両親の姿。
ハリーは生まれて間もなく両親を亡くしたので、家族と過ごした時間を覚えていません。家族を知らないハリーの1番の望みは、家族と一緒にいることだったのです。
このシーンでは、孤児であるハリーの寂しさや、両親への想いが感じられます。すっかりみぞの鏡のとりこになったハリーを見て、ダンブルドアは
「夢にふけって生きるのを忘れてはならなぬ」
と諭します。ハリーには現実を受け入れて前に進んでほしいという想いから「鏡は別の場所に移すが決して探してはならなぬ」とダンブルドアはハリーに告げました。
ダンブルドアは数々の名言を作中に残していますが、今回も深い言葉を語ってくれました。
9.賢者の石を狙っているのは誰?探偵3人組
引用 : http://ellegirl.jp/article/inter-harry-potter-philosophers-stone-facts-161125/
ハリー、ロン、ハーマイオニーは3人で賢者の石について調べたり、誰が何のために狙っているのかを究明していきます。その姿はまるで探偵のよう!しかし、その可愛らしい姿からは想像もできないぐらい、3人は賢く博識で、謎を次々と解き明かします。
3人は誰かがこぼした何気ない一言や仕草も見逃しません。不可解な事件を繋ぎ合わせて、真実に迫っていく様子はミステリー作品同様のワクワク感があります。
ハリー・ポッターシリーズは、作品を追うごとに徐々に謎が解き明かされていくのも魅力の一つです。ミステリー好きの人はぜひ、作品の隅々までチェックして、結末を予想してみてくださいね。
10.知恵を絞って切り抜けろ!3人を狙う黒い罠
引用 : https://harry-potter0000.blog.so-net.ne.jp/archive/c2306119639-1
ハリーたちは賢者の石を狙う人物を追って、石が隠されている地下室へ向かいます。その途中、3人には数々の試練が待ち構えていました。
悪魔の罠という植物の蔓に巻きつけられたり、奥のドアを開けるために空飛ぶカギを捕まえたり、自分たちがチェスの駒となって戦ったり、どれも命を落としかねない、危険な罠ばかりです。
3人は力を合わせて試練を乗り越えていくシーンは、この作品の1番の大きな見どころです!
引用 : https://twitter.com/
「進むのはハリー、君だ。僕でもハーマイオニーでもなく、君なんだ」
チェスの試合で、ロンがハリーに言ったセリフです。ロンは、自分が敵側のクイーンの犠牲になる代わりに、ハリーに敵のキングをチェックメイトするよう指示します。
ハリーとハーマイオニーはロンの身を案じてその作戦を拒否しましたが、ロンはハリーに前に進むようにと強く言い放ちます。この時、ロンはハリーが背負う運命を悟っていたのでしょうね。ハリーがシリーズを全て見た人にとっては、かなり感慨深いセリフです。
11.ヴォルデモートとの対決
引用 : http://photozou.jp/photo/show/315099/105896419
ロンの気高い選択のおかげでハリーはようやく石を狙う人物に追いつくことができました。その人物の正体は、ある人物(誰かは本編をご覧ください)にとりついたヴォルデモートだったのです。
その人物の後頭部にはヴォルデモートの魂が入り込んでいました。ヴォルデモートは復活するために賢者の石を狙っていたのです。ハリーはここで初めて、両親の仇であるヴォルデモートと対峙します。
窮地に立たされたハリーがヴォルデモートに立ち向かっていく姿は本編のクライマックスですね。まさに正義と悪の直接対決!思わずハリーを応援したくなるようなこのシーンは盛り上がること間違いなしです。
12.「愛じゃよ、ハリー」母親からの贈り物
引用 : http://ja.harrypotter.wikia.com/wiki/
ヴォルデモートとの戦いの末、ハリーは気を失い、目を覚ますと医務室にいました。そこへ、ダンブルドアがやってきます。ハリーはロンとハーマイオニーが無事であることを聞くとほっとしました。
そして、なぜ自分がヴォルデモートに打ち勝つことができたのかを尋ねました。するとダンブルドアは、ハリーの体には目には見えない魔法がかけられていることを伝えます。
「愛じゃよ、ハリー」
母親の愛の力で、ハリーは自分自身が守られていることを知ります。家族を知らないハリーが、初めて「愛」を感じた名シーンです。
こうして孤独だった少年ハリーは、家族の愛や、先生たちの優しさ、友だちの大切さに気づき、大きく成長しました。しかし、ヴォルデモートの魂はまだ生きているため、戦いはまだ続きます。今後、ハリーは愛する人たちを守るために、悪に立ち向かっていくのでした。
見どころ満載の「ハリー・ポッターと賢者の石」
ハリー・ポッターシリーズは全部で7作品(映画は8つ上映)あります。この1作目には今後の展開に欠かせないアイテムや人物がたくさん登場しています。
また、ハリーが初めて魔法界に旅立つワクワク感、個性的なキャラクター、そして正義を貫く強さなど、1作目にはたくさんの魅力が詰まっています。
ぜひ、この「ハリー・ポッターと賢者の石」をみて、シリーズの素晴らしさを知っていただけたらと思います!
参考 今すぐ無料で動画をみる
主な登場人物の紹介
- ハリー・ポッター
孤児の少年。黒い髪と丸メガネ、額の稲妻型の傷がトレードマーク。
正義感が強く、宿敵ヴォルデモートと立ち向かう運命を背負う。
- ロナルド・ウィーズリー(通称ロン)
ハリーの親友で、ウィーズリー家の六男。赤毛でそばかすがある。チェスの達人。
- ハーマイオニー・グレンジャー
ハリーとロンの親友で、成績優秀な少女。魔法を上手に操ることができる。
- アルバス・ダンブルドア
ホグワーツ魔法魔術学校の校長。偉大な魔法使いで、
ヴォルデモートが唯一恐れている人物。
- ヴォルデモート
邪悪な魔法使いで、ハリーの両親の仇。
魔法界を征服しようと企んだが、ハリーの母親の魔法によって体を失った。
魂のみの存在として生きており、復活を目論んでいる。
- セブルス・スネイプ
ホグワーツ魔法魔術学校の「魔法薬」の科目を担当している教授。
「闇の魔術に対する防衛術」について詳しく、その科目の担当を狙っている。
スリザリン出身で、なぜかハリーたちに高圧的な態度を取る。
- クィリナス・クィレル
「闇の魔術に対する防衛術」担当の教授。おどおどして弱気な先生。
- ルビウス・ハグリッド
ホグワーツ魔法魔術学校の森番の大男。魔法生物が好きで、ハリーたちの良き友人。
- ミネルバ・マクゴナガル
「変身術」を担当している教授。厳格な性格だが優しい一面もある良き先生。
猫に変身できる魔女。