Amazonプライムビデオは国内利用率41.0%と、日本で最も利用されているVODです(インプレス総合研究所2017年度調査)。
その大きな理由は、「価格が安い(月額409円)」、「Amazonプライム会員特典」この2つが挙げられます。全VODの中で最も月額料金が安く、このVOD自体がAmazonプライム会員としての付帯サービスであるため、普段からAmazonを利用している人にとっては、メリットしかありません。
また、松本人志による「ドキュメンタル」など独自コンテンツも魅力的です。ここで悪い口コミを挙げるのはないものねだり・粗探しになってしまいますが、他社との比較としてよく聞かれるものを参考までにまとめてみました。
Amazonプライムビデオの悪い口コミ①:見放題動画が少ない
VOD | 配信本数 | 月額料金 |
dTV | 約12万本 | 500円 |
U-NEXT | 約12万本 | 1,990円 |
TSUTAYA DISCAS | 約85,000タイトル | 1,865円 |
Hulu | 41,521本 | 990円 |
Amazonプライムビデオ | 26,598本 | 409円 |
auビデオパス | 約1万本 | 562円 |
DAZN | 年間6000試合 | 1,925円(税込) |
Netflix | 非公開 | 950円 |
Amazonプライム会員は、自社制作の独自コンテンツは持っていますが、テレビ局との提携が強くなく、テレビ番組については少し苦手で、そのラインナップが少ないという口コミが多いです。
また動画のラインナップを常に刷新しており、人気のある動画が多く厳選されている印象ではあるのですが、同時に、再生回数が少ない動画については頻繁に削除されており、「昨日まであったのに今日になったらなくなっている!」ということが多々あります。
Amazonプライムビデオの悪い口コミ②:最新のドラマ・映画が弱い(動画が古い)
さきほども解説したように、Amazonプライムビデオは放送局との関係性が弱いため、例えば最新ドラマをテレビで放送した直後の「見逃し配信」などはほとんどありません。
また見放題対象となっているドラマや映画も、トレンドが過ぎ去った、良い意味で「懐かしい」動画ばかり。
いわゆる「新作」のコンテンツについては「Amazonビデオ」で課金レンタル、または購入しないと見られないものが多いです。
Amazonオリジナルコンテンツが随時追加されたりするため、見ている限りではなんとなく動画のラインナップに「新しさ」を感じますが、それ以外のものを見尽くした方にとってはほとんど見るものが無い状態になってしまいます。
Amazonプライムビデオの動画ラインナップ(一例)
Amazonプライムビデオの悪い口コミ③:洋画(海外ドラマ・映画)が意外と弱い
以上の簡単なラインナップを見ても分かる通り、Amazonプライムビデオは意外にも「国内向け・邦画」を得意としています。
洋画コンテンツはNetflixやHuluと比べるとかなり見劣りします。主要どころは押さえているものの、玄人受けするものはほとんどありません。逆に子供向けのコンテンツや、お笑い・バラエティ、邦画コンテンツは充実しています。
中でもお笑い・バラエティ分野については、吉本興業とタッグを組んでいるためコンテンツは他社より抜けています。
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Amazonプライムビデオの悪い口コミ・評判のまとめ
- 見放題コンテンツが少ない
- 動画が古い
- 洋画に弱い
以上をまとめましたが、やはり自分で見ても「粗探し」感は否めません。そもそも409円(年額支払の場合)という破格の値段で毎月楽しめるVODはAmazonだけですし、AmazonはVODを本業としていないのですから。
ただ、言い換えれば「洋画を楽しみたい」「より多くの動画を見たい」という方にとってはAmazonプライムビデオはお門違いという表現もできます。そうした方はHuluやNetflix、もしくは宅配レンタルのTSUTAYA DISCASなどとも比較してみる必要があります。
逆に「格安でファミリーで楽しめるVOD」「休みの日に暇つぶしできるようなVOD」というザックリとした検討をしている方には、入門として非常におすすめできます。