Huluは4K非対応も最高画質はフルHD(1080p)と良コスパ

日本版のHulu(hulu.jp)は4K/8Kに対応していません。

アメリカHulu(hulu.com)については既に4K動画コンテンツを用意しており、リリース済み。なおNetflixdTVAmazonプライムビデオは4Kに対応しているため、コンテンツの網羅性という側面においてはHuluは出遅れているといえますが、これも「戦略」とHuluの担当者が話しています。

※Amazonプライムビデオで4K映像を視聴するにはAmazon Fire TVが必要。Fire TV Stickは非対応。

Huluの4K/8K対応予定日は未定

Huluの現在の画質は最高1080p(1920×1080)のいわゆるフルHD。4Kとは、2160p(3840×2160)のウルトラHDと言われるもので、単純に今までのものより「倍きれいになる」ということです。

しかし、フルHDは4K動画が登場する前における「最高画質」で、言葉を揃えるなら「2K」です。

Huluが4Kコンテンツを用意しないのは、そもそものニーズ、933円という他社コンテンツに負けないワンプライスにこだわっているためでしょう。

実際に「4K対応」をアピールしているNetflixが抱えている4K動画は100本程度、dTVについては10本程度。またそのどれも主力のコンテンツではありません。実際に私はNetflixとdTVの両方に登録しており、登録初期こそ興味本位で見ましたが、1週間ほどで飽きました。

Netflixはプレミアム会員(1450円)に登録しないと4Kコンテンツは視聴できません。

例えばVR動画コンテンツの準備をHuluが追いついていないのも、そもそも日本の動画コンテンツがアニメやドラマ、バラエティなど2Dコンテンツに根強い人気があるためです。

もちろん4KもVRも遅れを取ることは許されませんが、VOD市場が盛り上がってきたのは本当にここ数年のことで、力を入れるべきところではないと判断したのではないでしょうか。

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フルHD(1080p)ってどれくらいきれいなの?

多くの方は「4K対応」と書かれていれば、全ての動画・コンテンツが4K映像に変化するものと勘違いされていますが、そうではありません。

発信側が4K映像を流して、4K映像を出力できるテレビをこちらが用意していないと、4K映像は見られません。

実際に今流れているテレビ(地上波)の映像は全てフルHD(1080p)、Blu-rayの解像度もフルHD(1080p)です。「4K非対応」と聞くと、サービスとして遅れている印象を受けますが、そもそも4Kコンテンツの制作が進んでいない今、それに対応する方が会社として非効率、かつユーザーも結局フルHDのコンテンツしか視聴していない現状なのです。

4K対応テレビで地上波の映像を見て「4Kはきれい」だと勘違いされていますが、出力されているのは2Kです。

Huluのモバイル端末画質について

モバイル向けの配信についても、画質は「推奨・最高・高・中・低」から画質を選択でき、1時間あたり平均0.9GBと通信量の目安も確認可能です。視聴のストレスは一切ありません。

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Huluのテレビ端末画質について

テレビにおける視聴もフルHDなので通常放送と変わらず、何も不都合がありません。

Huluが4Kに対応していないことは決して「マイナス」なのではなく、価格やサービス、実態面を総合的に考えた上での判断なのです。

今後Huluが「4K対応」となるのは、コンテンツが十分用意されてからだと思います。

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