Netflixの料金プランはスタンダードがおすすめ!4K動画は未成熟

Netflixの申し込みにあたって、3つのプランから最適なものを選ぶ必要があります。

ただ多くの方が誤解していますが、このプランによって視聴できる動画の数が変わるわけではありません。ですからどのプランを選んでも、Netflix内の動画はすべて見放題です。

一番安いプラン「ベーシック(月額864円)」の場合はSD画質に落ちるため、やや見辛くなります。かといって「プレミアム(月額1,944円)」はやや割高です(理由は後述します)。

従って、個人的には真ん中のプラン「スタンダード(月額1,296円)」が最もおすすめです。

その理由を詳しく解説していきます。

Netflixの新価格

公式 https://www.netflix.com/

Netflixの料金はスタンダードプランがおすすめである理由

「スタンダードプランがおすすめ」というより、「プレミアムプランが割高」、「ベーシックプランでは物足りない」という消去法によるところが大きな理由です。

具体的なものを列挙していきます。

UHD(4K)の動画が少ない

プレミアムプランとスタンダードプランの大きな違いは、4Kコンテンツが見られるか否か。

しかしNetflixが抱えている4K動画はまだまだ多くなく、ほとんどがHD画質です。実は4K動画数は国内全VODの中でも最多です。つまり、4K動画を楽しむのが目的である場合、Netflixが一番おすすめなわけですが、最も多いNetflixですらあまり多くない状況なので「4K市場」そのものが発展途上であると見た方が妥当なのです。

実はそうした理由でHuluも4K動画の着手に力をあまり入れていないと言います。これはHuluの代表がそのように話しています。

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また基本的なことになりますが、4K動画とは、4Kを受け入れるデバイス・テレビが用意されていないと見られません。ちなみに我が家のテレビはPanasonicのTH-42C305というそこそこ大きくてきれいなものなのですが、フルHD止まりで4Kには非対応。パソコンももちろん非対応。つまり、コンテンツが用意されていても、こちらの環境が整っていないと意味がないのです。

「4K=きれい」ではない
4Kの環境を作るために安い4Kテレビを購入した場合、画像処理や液晶パネルの性能が低く、むしろ2Kテレビ(HD)で見た方が綺麗に視聴できる場合があります。例えばテレビを2K→2Kへ買い替えたとき、画素数は全く同じなのになんとなくきれいに感じるのは、画像処理の性能や、パネルの品質が大きく関係しています。

映像制作の現場では4Kが主流になっているため、4Kの動画数は今後増えていくと思われますが、HDでも十分綺麗に感じる人が多いことから、普及するのにはもう少し時間がかかるでしょう。

仮に4Kでどうしても見たいコンテンツが出てきたら、簡単にプランの変更をすることができます。

お試しの段階ではどのプランを選んでも1ヶ月無料ですから、最初にプレミアムで申込み、どんなものか推し量ってからスタンダードあるいはベーシックプランに切り替えるということも可能です。私はプレミアムプランで初回登録していましたが、現在はスタンダードで落ち着いています。

また、4K動画をパソコンで視聴するには、Windows 10用のNetflixアプリをインストールするか、ブラウザのMicrosoft Edgeで視聴する必要があります。現時点では、Google ChromeやmacOSでの視聴には対応していません。これについては以下で解説しています。

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ベーシックプランの画質は物足りない

NetflixのベーシックプランはHD非対応、つまりSD画質ということになります。SDがどれくらいのものかというと、HD画質の半分。身近なものに置き換えるとDVDの画質程度になります。

画質が悪いと言われているTVerと同じレベルの画質ということです。昔はDVDも画期的できれいな印象がありましたが、地デジやBlu-rayのHD画質や4Kの映像に慣れてくると、やはりストレスに感じます。

有料のVODを申し込むのであれば最低でもHD(1080p)はほしいところです。

スタンダードプランは良コスパ!

他のVODと月額料金を比較してみると、Netflix(スタンダード)は正当な価格設定であることも分かります。

VOD 月額料金
Netflix(スタンダード) 1,296円(税込)
Amazonプライムビデオ 500円
(409円)
Hulu 933円
dTV 500円
auビデオパス 562円
U-NEXT 1,990円
DAZN 1,925円(税込)
TSUTAYA DISCAS 1,865円

もちろんサービスの実態、得意分野などもあるため価格だけで比較できることは少ないものの、独自コンテンツを持つVODサービスとして、また私もすべてのVODに登録し比較・検証を繰り返す中で(見て楽しんでいるだけですが)、Netflixスタンダードプランの価格はかなり良心的と言えます。

加えて、Netflixは2017年中に配信コンテンツに60億ドル、オリジナルコンテンツは1000時間超増大すると発表し、国内でも一気に注目を浴びるようになりました。
日本アニメの配信にも力を入れており、アニメ制作会社に出資し、劇場版のようなハイクオリティのオリジナルアニメが何本も配信されています。
コンテンツのダウンロードも可能(一部)で、オリジナルコンテンツも充実、通信も安定しているため、会員数が全国1億人以上というのも頷けます。

今後VODが勝ち残るには「ここでしか見られない」というオリジナリティが求められます。他局コンテンツを借りて割高で流しているだけの某VODや、見逃し配信ばかりで新しいコンテンツを作ろうとしない放送局系VODは一気に衰退していくことでしょう。

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