HuluとParaviを比較しました

HuluとParaviのロゴ

■U-NEXT とParaviがサービス統合
2023年7月1日(土) ParaviはU-NEXTとサービス統合します。詳しくは公式ホームページを確認してください。

HuluとParaviについて、データやサービスの質、実態などの比較を行いました。

インプレス総合研究所の調査によると、2017年度VOD国内利用率は、Huluが14.9%(2位)。Paraviは2018年4月にスタートしたばかりでデータが出ておらず、知名度はまだまだ低いようです。

どちらのVODもテレビ局が運営しており、Huluは日本テレビが親会社のHJホールディングスが運営、ParaviはTBSを筆頭に、WOWOW、テレビ東京などが出資をした共同会社が運営しています。

大手三社が運営しているParaviの方がラインナップが豊富かと思いますが、実はParaviのコンテンツは圧倒的に少なく、コンテンツ以外にもさまざまな点で他社VODに遅れをとっています。

一方Huluは、日本テレビのコンテンツが圧倒的に強いだけではなく、他局のコンテンツも豊富に揃っています。さらに、元々アメリカのサービスであったことから、洋画や海外ドラマも強く、非常に魅力的なVODです。

本記事では、HuluとParavi、それぞれの特徴についてさまざまな角度から比較していきます。両社の詳細は下記の記事で取り上げています。

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Paraviのサービス詳細まとめ

Hulu × Paravi 比較

Hulu Paravi
登録URL https://www.happyon.jp/ https://www.paravi.jp/
運営会社 HJホールディングス株式会社 株式会社プレミアム・プラットフォーム・ジャパン
サービス開始 2011年9月 2018年4月
系列 日本テレビ TBS、WOWOW、テレビ東京
配信本数 41,521本
※2016年12月時点
約8,000本 (2018年4月現在)
カテゴリー ・海外TV
・国内TV
・海外映画
・国内映画
・アニメ
・FOXチャンネル
・リアルタイム(LIVE)
・国内ドラマ
・海外ドラマ
・韓流・アジアドラマ
・邦画
・洋画
・バラエティ
・音楽・演劇・ステージ
・スポーツ
・アニメ
・キッズ
・報道・ドキュメンタリー
・経済・ビジネス
・ラジオ
・カルチャー・教養
会員数 155万1595人
※2017年3月時点
不明
対応デバイス ・PC(Windows、Mac)
・スマートフォン、タブレット(iOS、Android)
・テレビ
・STB
・Amazon Fire TV
・Apple TV (AirPlay経由)
画質 SD/HD SD/ハーフHD (720p)
データ通信量 0.21~1.80GB/1時間 非公開
VR 非対応 非対応
サービス価格 月額993円 月額999円(税込)
無料トライアル 2週間 なし
マルチアカウント オーナーを含め6個まで作成可能(同時視聴不可) なし(同時視聴不可)
ダウンロード 不可 不可
課金手段 ・クレジットカード
・キャリア端末決済
・PayPal
・iTunes(Apple TV利用者)
Huluチケット
・クレジットカードのみ
サポート 年中無休

参考 動画配信ビジネス調査報告書2017/インプレス総合研究所

HuluとParaviの共通点を比較:見逃し配信など自局コンテンツに強い

HuluとParaviはどちらも「放送局との繋がりが強い」です。

Huluは日本テレビの傘下、ParaviはTBS、テレビ東京、WOWOWなどが共同運営しているVODです。そのため、両社ともそれらの放送局コンテンツは多く配信されています。

放送局と直接的な繋がりがあると、放送局の持つコンテンツ配信に強くなり、他社とは一線を画したコンテンツを取り揃えることができるのです。

Huluの見逃し配信(日本テレビ)

Huluの見逃し配信(日本テレビ)

もちろん、無料で視聴できるTVerなどがあるので、登録しなくても見逃し配信は視聴できますが、例えば「高画質で見たい」、「テレビで見たい」となると、有料のVODに登録した方が快適に視聴できます。

HuluとParaviの相違点を比較

ここからはHuluとParaviの相違点を比較していきます。

HuluにあってParaviにないもの

Huluの強みといえば、「海外ドラマ」や「映画」コンテンツです。

Paraviにも、海外ドラマがないわけではありませんが、その数は他のVODと比べても圧倒的に少なく、映画については有料配信を除けば、ほとんどが、TBSが携わった作品に限られているのが現状です。

もちろん、TBSなどのテレビ番組の数は、他社を凌駕していますし、Huluでは視聴することすらできませんが、邦画を含む映画、海外ドラマを見たい場合は、Hulu一択です。

そしてこの「Huluプレミア」は、どこよりも早く海外の新作を観られる作品群で、海外ドラマファンは必見です。

Huluは、日本では日本テレビが運営に携わっていますが、元々は、海外の放送局・制作局によってアメリカで共同設立されたため、日本テレビとの関係以前に、海外作品との関係が強いのです。「海外ドラマを見たい!」という場合は間違いなくHuluを選ぶべきでしょう。

また、「リアルタイム」と呼ばれる、生配信・ライブストリーミングサービスを展開しているのもParaviにはない優れた点です。

近年、AbemaTVのようなネット上で視聴できるライブ配信サービスが活気を見せ始めていますが、Huluでもさまざまなチャンネルを定額料金内で視聴できます。

Hulu ジャイアンツLIVEストリーム

ジャイアンツ戦を視聴できる「ジャイアンツLIVEストリーム」はHuluだけですし、MTV、ニコロデオンなどの衛星放送で人気だったチャンネルのネット版も視聴できます。そして、アメリカのCNNや、イギリスのBBCなどの海外ニュースも視聴できるライブ配信サービスは、Huluぐらいしかありません。
海外ドラマも強いので、英語学習者にも非常にオススメできるVODなのです。

ParaviにあってHuluに無いもの

Paraviのトップページ
Huluには、TBSコンテンツが一切配信されていませんが、Paraviには数多く配信されています。

他社VODでは有料だった番組も、Paraviでは定額料金内で視聴できるというケースが多々あるため、TBSを好んで観る人にはオススメすることができます。

また、テレビ東京のビジネス系番組も視聴できる点は、人によっては非常に魅力的かもしれません。

しかし、正直に言うと、ParaviがHuluに勝っている点は、このぐらいしかありません。

海外ドラマ、洋画だけではなく、国内コンテンツにも弱く、支払い方法はクレジットカードのみしか用意されていない上に、Huluと同価格帯で提供されています。

機能面で優れている点も特にないので、TBS・テレビ東京・WOWOWのコンテンツを多く観たい方以外にはオススメできないのが正直なところです。

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HuluとParaviの比較まとめ

私は両方のVODに登録していましたが、Paraviには本当に利用価値を見出すことができず、退会してしまいました。

Paraviが配信しているTBSやテレビ東京、WOWOWのコンテンツにも魅力的な作品はいくつかありますが、そのために毎月1,000円近く支払うことは躊躇ってしまいますし、テレビ東京・WOWOWに関しては、他社VODでも配信している作品が多くあります。

Huluは、日本テレビ系ドラマの見逃し配信、巨人戦のライブ中継、Hulu限定配信コンテンツという大きなアドバンテージがあるだけではなく、海外ドラマや映画にも強く、オールマイティーなVODという印象です。

よほど、TBSの番組や、テレビ東京のビジネス系番組を観たいという方でない限りは、Huluをオススメします。

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