AmazonプライムビデオとTSUTAYA TVを比較しました

AmazonプライムビデオとTSUTAYA TVについて、データやサービスの質、実態などの比較を行いました。

インプレス総合研究所調査による2017年度の国内利用率は、Amazonプライムビデオが41.0%(1位)、TSUTAYA TVが1.3%(19位)。利用率だけで見るとAmazonプライムビデオの圧勝です。

ここまで大きな開きがある理由の一つは、Amazonプライムビデオの月額利用金額が極めて安いことが挙げられます。

※Amazonプライムビデオ:月額409円(年払いの場合)
※TSUTAYA TV:月額1,026円

TSUTAYA TVは、宅配レンタルサービスの「TSUTAYA DISCAS」の姉妹サービスで、数百円追加することでTSUTAYA TVも付帯するプランがあるので、おまけ的サービスという見方ができます。
一方TSUTAYA DISCASは、国内でパッケージ化されているほとんどのDVDやBlu-rayを借りることができるため、見放題SVODで提供されていない数多くの作品を鑑賞することが可能です。

本ページでは、動画配信サービスであるTSUTAYA TVとAmazonプライムビデオ、両者の特徴を比較し、まとめていきます。なおそれぞれの詳細は下記でまとめています。

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Amazonプライムビデオのサービス詳細まとめ
TSUTAYA DISCASのサービス詳細まとめ

Amazonプライムビデオ × TSUTAYA TV 比較

Amazon TSUTAYA DISCAS
登録URL http://www.amazon.co.jp/ https://www.discas.net/
運営会社 Amazon.com 株式会社TSUTAYA
サービス開始 2015年9月24日 2008年6月
提携局
配信本数 26,598本
※2017年5月時点
約4,000タイトル(見放題)
カテゴリー ・海外映画
・国内映画
・国内ドラマ
・アニメ
・キッズ、ファミリー
・ミュージック
・ドキュメンタリー
・お笑い、バラエティ
・ステージ
・ホビー、実用
・スポーツ、フィットネス
・アイドル
・エロス
・洋画
・邦画
・アニメ
・海外TVドラマ
・アジアTVドラマ
・スポーツ
・HOWTO
・お笑い
・グラビアアイドル
・アダルト
・他
会員数 プライム会員の数は非公開
※概算では500万人超
非公開
対応デバイス ・PC(Windows、Mac)
・スマートフォン、タブレット(iOS、Android)
・テレビ
・STB(Amazon Fire TV、Chromecast他)
・ゲーム機(PlayStation3・4、Wii U)
※STB・ゲーム機は非対応
画質 SD/HD/4K SD/HD
データ通信量 0.14~0.46GB/1時間
サービス価格 年額4,900円(税込)
月額500円(税込)
・月額1,026円(税込)
無料トライアル 30日間 30日間
マルチアカウント 非対応
同時視聴は3端末まで可
非対応
ダウンロード Amazonビデオで購入した動画は可 一部可能
課金手段 ・クレジットカード
・Amazonギフト券
・クレジットカード
・携帯キャリア決済
・POSAカード
サポート 年中無休

参考 動画配信ビジネス調査報告書2017/インプレス総合研究所

コンテンツの網羅性・独自性を比較

両者を比較する上でまず確認しておきたいのが月額料金の差です。
Amazonは年額支払すると月額料金は409円。これは全VODの中でも最安となり、サービスとして質が劣っているわけでもないため、まさに「破格」です。

参考 他のVODとの料金比較

VOD 月額料金(税込)
Amazonプライムビデオ 500円
(409円)
TSUTAYA TV 1,007円
U-NEXT 2,149円
Hulu 1,008円
dTV 540円
Netflix 702~1,566円
DAZN 1,890円

もちろん、単純に価格だけでサービス全体を比較することはできませんし、TSUTAYA TVについては、宅配レンタルのTSUTAYA DISCASとの併用をすることで毎月1080円分のポイントが付与されるため、他のVODと大差がない実質価格で、宅配レンタル(TSUTAYA DISCAS) + 見放題のVOD(TSUTAYA TV)を楽しむことができます。

ここからサービスの本質を比較していきますが、実はTSUTAYA TVも使い方によってはそれほど「高い」というわけではないのです。

ちなみに以下のデータは、AmazonプライムビデオとTSUTAYA TVの利用率・満足度の数値です。Amazonプライムビデオのデータは、国内の全VODサービスの中ですべて1位。TSUTAYA TVについてはデータの計測ができないほど、認知度も少ないことがわかります。

Amazon TSUTAYA DISCAS
利用率 41.0% 1.3%
満足度 80.4% 未計測

参考 動画配信ビジネス調査報告書2017/インプレス総合研究所

こうして比較すると、Amazonプライム・ビデオが圧倒的に勝っているのは一目瞭然です。
しかし、姉妹サービスであるTSUTAYA DISCASを使うことで、実質的な視聴可能ラインナップは他のVODを大幅に上回ります。

もちろん、色々な制約があるネット配信のVODと、日本最大のDVDレンタルを行っているTSUTAYAを比較するのは酷かもしれません。

事実、Amazonプライムビデオは動画の入れ替わりが激しく、見放題だった作品が突如観られなくなる場合が多々あり、権利者の都合でパッケージ化されていても配信はされないという作品がプライムビデオに限らず多くのVODが抱える問題があります。

しかし、宅配レンタルのTSUTAYA DISCASの場合は、日本でパッケージ化されたほとんどのDVDやBlu-ray、更には音楽CDのレンタルができるため、実質的にAmazonプライムビデオを大きく上回る作品を鑑賞することができます。

例えば、VODで配信がされていないジブリ作品も、TSUTAYA DISCASではレンタルして観ることができます。
もちろん、TSUTAYA TVを含め、ネットを介して観ることはできないのですが、宅配レンタルを使うことで鑑賞することができます。

よって、TSUTAYA DISCASの場合、「DVDなどでパッケージ化されているものはほとんど観られる」と言えるのです。

Amazonプライムビデオ TSUTAYA TV
得意分野 ・Amazonプライム会員特典
・オリジナル作品
・都度課金で新作が視聴可能
・最新映画、音楽CDに利用できるポイント付与
※一部プランで毎月1080円分付与されます
・アダルトコンテンツも見放題
オリジナル作品 ・「バチェラー・ジャパン」
・「ドキュメンタル」
・「今田×東野のカリギュラ」
・「千原◯ニアの◯◯-1GP」
・「仮面ライダーアマゾンズ」
・ドラマ「TOKYO VAMPIRE HOTEL」 他
独占配信 ・映画「STAND BY ME ドラえもん」
・ドラマ「ドクターX」シリーズ
・映画「64 -ロクヨン-」

(2018年4月時点)

TSUTAYA DISCASはともかく、TSUTAYA TVを選ぶ理由はなくなってしまいましたね。

しかし、Amazonプライムビデオには、TSUTAYA DISCASにはない大きなアドバンテージがあります。
それは、「豊富なオリジナルコンテンツ」です。「ドキュメンタル」などのオリジナル作品を目当てにAmazonプライム会員になる方も非常に多いです。
そしてプライムビデオはあくまでAmazonプライム会員の付帯サービスに過ぎず、本業の通販サービスの「お急ぎ便」「日時指定便」やクラウドサービスの「プライムフォト」なども利用可能です。

特に人気のオリジナルコンテンツは松本人志の「ドキュメンタル」。シーズン4まで制作されており、これ以外にも続々と魅力あふれる「Amazonでしか見られない」独占コンテンツが配信されています。

このような独占コンテンツは、TSUTAYA TVもTSUTAYA DISCASも扱っていません。

しかし、オリジナルコンテンツ以外に関しては、TSUTAYA DISCASが圧倒的なラインナップを揃えています。AmazonプライムビデオなどのVODに物足りなさを感じる方や、CDなどもレンタルしたい方には、Amazonプライムビデオなどを契約しながら、TSUTAYA DISCASのレンタルプランを契約することをオススメします。

プランによってはTSUTAYA DISCASのレンタルプランにTSUTAYA TVを約600円で追加することができますが、その価値すらないと私は考えます。

AmazonプライムビデオとTSUTAYA TVの比較まとめ

配信サービスであるTSUTAYA TVとAmazonプライムビデオの両者を比較すると、断然Amazonプライムビデオに軍配が上がります。
Amazonプライムビデオは、月額料金が安いだけではなく、「おまけ」程度のサービスとは思えないレベルの豊富なラインナップを揃えています。

最新ドラマやバラエティ番組の「見逃し配信」を求める方には、どちらもオススメすることはできません。日本テレビ傘下で多くの放送局と提携しているHuluがおすすめです。

TSUTAYA TVではなく、姉妹サービスであるTSUTAYA DISCASとの比較は、やや酷ですが、Amazonプライムなどの見放題VODで扱っていない作品を、宅配レンタルのDISCASで補うことを、個人的にはオススメします。数百円でTSUTAYA TVのサービスを付帯することができますが、独占コンテンツもなく、品揃えがあまり良くないので、TSUTAYA TVを付けずに月額500円程度のAmazonプライムとの併用が一番理想的でしょう。

もちろん、宅配レンタルはVODと違って、すぐに受け取ることはできませんし、郵便ポストに投函して返却しなければいけない手間がありますが、TSUTAYA DISCASと同じぐらいの作品を配信しているVODは現状存在しないので、現状のVODに不満がある方は、宅配レンタルのTSUTAYA DISCASも利用してみてください。

まずは、それぞれのサービスの無料体験を使ってみて、作品ラインナップや、サービスの使いやすさを確かめてみましょう。
また、TSUTAYA DISCASの30日間無料体験を始めると、TSUTAYA TVのサービスも同時に試すことができます。

TVerAbemaTVのような無料サービスでも十分に楽しめることができるので、そうした無料サービスとTSUTAYA DISCAS、Amazonプライムビデオの組み合わせもおすすめです。

リンク Amazonプライムビデオへの登録(30日間無料)
リンク TSUTAYA DISACSへの登録(30日間無料)

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