dTVとFODプレミアムを比較!おすすめVODはどっち?

dTVとFODプレミアムのロゴ

インプレス総合研究所の調査によると、2017年度のVOD国内利用率は、dTVが10.2%(3位)、FODプレミアムが0.6%(23位)。

dTVは国内で「登録者数」を公表しているVODサービスとしてはNo.1を誇ります。しかし実際の外部機関による調査では、利用率3位(1位:Amazonプライムビデオ、2位:Hulu)です。

私の個人的な感想ですが、dTVってドコモショップでの契約時になんとなく一緒に加入して、そのまま放置…というパターンが多いような気がします。そのためVODとしてはあまり評価されていない、世間認知度がAmazonやHuluと比較しかなり差があるイメージです。Netflixの追い上げなどもあり、来年以降はさらに後退するのではないかと見ています。

対してFODプレミアムは、「フジテレビ」の番組が9割ですが、実は色々と面白いサービスを展開して個人的には注目しておりdTVよりも利用頻度が高いVODです。認知度についてもFOD(フジテレビ・オン・デマンド)の方が知られている印象です。

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dTV × FODプレミアム 比較

dTV FODプレミアム
登録URL https://pc.video.dmkt-sp.jp/ http://fod.fujitv.co.jp/s/
運営会社 株式会社NTTドコモ 株式会社フジテレビジョン
サービス開始 2011年11月 2005年7月
提携局 TBS フジテレビ
配信本数 約12万本
※カラオケ映像なども含む
約3.6万本
カテゴリー ・洋画
・邦画
・アニメ
・海外ドラマ
・国内ドラマ
・韓流、華流
・ガールズch(2016年10月新設)
・キッズ
・教養
・バラエティ
・シアター
・dTVオリジナル
・音楽
・ショートショート
・レンタル
・FOXチャンネル
・ドラマ
・バラエティ
・アニメ
・キッズ
・映画
・スポーツ/エンタメ
・アナウンサー
・FODオリジナル
・FODマガジン
会員数 469万人
※2017年3月現在
全体:350万人
有料会員:80万人
※2016年12月現在
対応デバイス ・PC(Windows、Mac)
・スマートフォン、タブレット(iOS、Android)
・テレビ
・STB
※テレビ、STB端末非対応
画質 SD/HD/4K SD/ハーフHD(720p)
データ通信量 0.15~1.52GB/1時間 0.15~0.40GB/1時間
VR 対応 対応
サービス価格 月額550円 FOD見逃し(旧プラスセブン):無料
FODプレミアム:976円(税込)
無料トライアル 31日間 1ヶ月間
マルチアカウント 非対応 なし(5台まで登録・同時視聴可能)
ダウンロード 一部可能 不可
課金手段 ・クレジットカード
・ドコモキャリア決済
・クレジットカード
・携帯キャリア決済
・楽天
・Yahoo!ウォレット

一部例外あり
サポート 年中無休

参考 動画配信ビジネス調査報告書2017/インプレス総合研究所

dTVとFODプレミアムの共通点:放送局との関係性が深いVOD

dTVはTBSと資本・業務提携を行い、TBS系の動画コンテンツが他社VODよりも充実しています。FODプレミアムは言わずもがな「フジテレビ」が直で運営しているVODであり、そのラインナップは9割以上フジテレビの作品です。

dTVはTBS系のコンテンツで差別化を図りながら、TBS系ドラマや映画のスピンオフ・タイアップなどをオリジナルコンテンツとして配信しています。

▲TBS系ドラマ「ヤミ金ウシジマくん」のdTV・BeeTV限定ドラマ『スーパータクシーくん』

dTVの前身はBeeTVであるため、そこで配信されていたコンテンツも見ることができます。


FODプレミアム

引用:FODプレミアム公式ページ

FODプレミアムについてはもはや「フジテレビ」なので、いわゆる“フジテレビアレルギー”の方の登録はおすすめできません。

しかし、FODオリジナルなど、FOD内でしか見ることができない、今年評判となったドラマも数多く、これだけのために登録する方もいるほど人気があります。また、90年代、00年代における「フジテレビ一強時代」に話題になった視聴率30%、35%超えの伝説のドラマも視聴することができます。

FODプレミアムで見られる伝説のドラマ

  • 北の国から
    最高視聴率:38.4%(2002遺言 前編)
  • ひとつ屋根の下(93年4月~6月)
    最高視聴率:37.8%
  • 神様、もう少しだけ(98年7月~9月)
    最高視聴率:28.3%
  • 白い巨塔(03年10月~04年3月)
    最高視聴率:32.1%

この他にもフジテレビがすごかった時代のドラマがたくさんあります。特に「ひとつ屋根の下」の最高視聴率37.8%は、現在もフジテレビドラマにおける連続ドラマ史上歴代最高記録です。

最新のコンテンツも良いですが、私としてはFODプレミアムに登録したらまず見てほしい作品の一つです。今ではまず考えられない視聴率30%超えの作品たちは、時代を超えてもやはり面白く必見です。

※2017年時点の情報となります。 配信が終了している可能性がございますので、 FODオフィシャルサイトにて、 必ず最新の情報をご確認ください。

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dTVとFODプレミアムの相違点を比較

ここからはdTVとFODプレミアムの相違点を比較し、価格の妥当性を紐解いていきます。

dTVにあってFODプレミアムに無いもの

dTVが全面にアピールしているのが、コンテンツの数。その数は約12万本と、国内全VODの中でも最多です。

そしてワンコインで登録できる月額料金の安さが最大のメリット。

VOD 月額料金
Amazonプライムビデオ 500円
([月額-Amazonプライム年会費を月額換算(500円)])
dTV 550円
auビデオパス 618円
Netflix 990円
FODプレミアム 976円
Hulu 1,026円
DAZN 1,925円
TSUTAYA DISCAS 1,026円
U-NEXT 1,639円

これを実現できるのは、携帯キャリア系VODの特徴です。VOD=スマートフォンで見る、という印象が強い若年世代にとっては、dTVなどでたくさん動画を見てもらえると、通信制限にかかり、データ通信可能量、いわゆる「ギガ」を購入してもらえるきっかけになります。

また「dTV=ドコモ」という宣伝にもなり、月額料金を低くすることができるのです。FODやU-NEXT、Netflixのように、VODが主軸の事業の場合、ここまで料金をおさえることはできません。

ただ、コンテンツの数については「多すぎる」「動画を探しにくい、邪魔」などという悪い口コミも目立ちます。アピールするための「動画数稼ぎ」とも取れる、よく分からないコンテンツも多数あるため、いわゆる「まっとうなコンテンツ」の数は他社とあまりかわりません。

したがって、VOD選びにおいて「動画数」というのはあまり重要ではないのです。見たいと思える動画があるかを重視して登録するようにしましょう。

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dTVの悪い口コミ・評判をまとめました

FODプレミアムにあってdTVに無いもの

FODマガジン

引用:FODプレミアム公式ページ

FODプレミアムはフジテレビ作品が見られるだけでなく、最新雑誌100冊が見放題となる「FODマガジン」が付帯します。

一度スマートフォンの端末に読み込んだ雑誌は自動でダウンロードされるため、オフラインでも楽しめる万能さ。また新しい雑誌が更新されると自動で端末から削除されるため、メモリも圧迫しません。

実はこの雑誌読み放題がFODプレミアムの中で評判を集めているコンテンツになります。

加えて、テレビ配信直後のドラマの見逃し配信も見られます。

dTVはTBSのバックがあるものの、ドラマやバラエティなどの見逃し配信は行っていません。配信コンテンツも、dTVオリジナルを除けば基本的に他社VODでも観られるような動画ばかりで、実はあまり見たいと思えるコンテンツが揃っていない印象を受けます。

全てのVODに登録している自分の実感では、無意識にAmazonプライムビデオやNetflix、FODプレミアムなどで動画を見ています。dTVオリジナルも最近めっきり面白い動画がなくなり、過去の「ウシジマくん」や「悪の教典」のスピンオフを見てしまって以降、動画は見ていません。

dTVとFODプレミアムの比較まとめ

私は両方のVODに登録していますが、利用頻度で言うと
【dTV1:FODプレミアム9】くらいです。

利用用途としては、

dTV:dTVオリジナル
FOD:フジテレビ系の見逃し配信、FODオリジナル、FODマガジン、過去ドラマ

dTVについては、今ほとんど利用していません。ワンコインで利用できるのは確かに魅力的なのですが、「差別化」というところで欠けます(他社で動画が被る)。

例えば初めてのVODへの申込みであればdTVは良いかもしれませんが、過去にいくつか登録したことがある方はdTVは「動画の被り」が多いため間違いなく飽きます。

対してFODプレミアムについては、フジテレビ系の最新番組、放送ほやほやの番組、そしてFODプレミアムでしか見られない「FODオリジナル」が多く揃っているため、まず飽きません。

FODオリジナルについては、2017年の制作発表会にて「年内中に500時間分の動画を投入する」と、オリジナルコンテンツの重要性を感じているようで、飽きさせない工夫を凝らしている印象を受けます。

最初に紹介した利用率ではdTVが10.2%(3位)、FODプレミアムが0.6%(23位)と大きく差がありますが、実際に利用してみるとその本質は全く異なります。ただdTVだけの特典、FODプレミアムだけの特典がありますから、これはあくまで私の主観に過ぎません。両VOD共無料トライアルがありますから、そこで実際に試してみるのが良いと思います。

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