DAZNで広島カープ戦を見たい！メリット・デメリットは？

DAZNでは広島東洋カープ・横浜DeNAベイスターズ、この2球団の主催試合についてNPBの配信を行っています。

以上セ・リーグ2球団のみなので、パ・リーグファンの方はこの時点でDAZNへの登録メリットはありません。また仮に広島ファン、又は横浜ファンだとしても、「主催試合」限定なので最大で70試合弱しか見られないことになります。

ここではそうしたメリット・デメリットについて、特にDAZNで広島カープ戦を見たいという方に向けてまとめていきます。

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※ベイスターズ戦についてはSHOWROOMやAbemaTVなど無料VOD、スポナビライブなど他社VODでも視聴できることから「ベイスターズ戦を見るためにDAZNに登録」というのはあまり賢い方法ではありません。

広島カープ戦が見られるVODはDAZNだけ

最初に結論を言うと、広島カープ戦の放送というのはかなり「闇」が潜んでいます。

地上波で言うと、NHK広島放送局、RCCテレビ、広島テレビ、広島ホームテレビと、地元の配信のみ。東京など圏外で放送されるときはそのほとんどがNHKやNHK BSからとなります。

BSチャンネルについては、「J SPORTS」が独占配信。スカパー！やJ:COMなど衛星放送・CATVを介して視聴している方は、「J SPORTS 1」に登録していることと思います。

その他のネット配信であっても、DAZNが2016年にサービスを開始するまで見られませんでした（スポナビライブも広島は配信対象外）。

つまり、広島以外に住んでいる広島ファンの方は、衛星放送・CATVを契約しないと広島カープ戦が見られません。ですからDAZNが広島カープ戦の放送を開始すると発表したときは個人的にかなり衝撃的でした。

しかし、だからといって広島ファンがDAZNを頻繁に利用しているのかというと、そうでもないようです。その実態を解説していきます。

全試合視聴の場合スカパー！プロ野球セットと料金が変わらない又は高くなる

「広島カープ戦が見たい！」と言っても、マツダスタジアムで行う主催試合だけ見られれば良いかというとそうではないですよね。

プロ野球というのは様々な利害関係のもと成り立っているため非常に面倒なのですが、他球団主催の試合を見るためには、DAZNの契約だけでは足りないわけです。

また、広島ファン以外の目線から見れば、仮にスポナビライブに登録している東京人（巨人の中継がある）の場合、広島主催試合だけが見られないことになります。これは非常に気持ち悪いものです。

しかしそのためだけにDAZN（月額1,925円（税込））に契約するのはバカバカしい。それならスカパー！に契約してしまったほうが、視聴ストレス（通信・配信数の安定性）を考えるとお得なのです。

この表で見ると、スカパー！などの衛星放送に契約しないで全試合視聴する場合、DAZN+Hulu（又はジャイアンツストリーム）+スポナビライブ、この3つのVODに登録する必要があります。

すると、1,890+1,069+1,598＝4,557円（税込）となり、実はスカパー！より料金が高くなってしまうのです。

もちろん、お住いの居住地によってどこかしらの球団の配信がされていると思います。私の場合は東京在住なので巨人戦はほぼほぼ中継されています。ですからHuluやジャイアンツストリームへの契約は不要です。

それを差し引いても、全試合視聴を叶えるにはスカパー！とそれほど料金が変わらないのです。

広島県内でDAZNは見られない

こんにちは。DAZNでは、広島カープの試合（ホームゲーム）の配信を行っており、スマートフォンでもご視聴が可能です。尚、権利の関係上、広島県内及び一部地域では、ライブ配信はご覧いただけません。※見逃し配信、ハイライトはご視聴が可能です。

— DAZN ダゾーン ヘルプ (@DAZN_JP_Help) June 16, 2017

DAZNのカープ戦について。権利の関係はわかるけど、ペイパービューでない有料メディアで、広島県民だけカープ戦を見れないのに同一料金っておかしくない？ 広島県民だけ通信をブロックするなら、広島県民向け料金を作るべきじゃない？

— みらくるまん (@miraclemancar) June 11, 2017

冒頭も「闇」と表現しましたが、広島県内におけるこの放送権は理屈ではありません。広島内の各局がスクラムを組み他を寄せ付けない雰囲気。ましてや黒船的に現れた「だぞーん？」などというものに広島県が乗じるはずがありません。

仮にDAZNによって広島県内における広島テレビの視聴率が落ちようものなら地元スポンサー（CM）から大クレームです。

DAZNの公式ツイッターが「権利の関係」と表現してしまうことからも、ある種「広島がこんなに頑固だとは思わなかったよ」というブラックな自虐的内容を含んでいるとも予想します。DAZNは外資系のVOD企業ですのでこの思いもしない現状には頭を悩ませていることでしょう。

ですから「DAZNが悪い」というより、「広島が地元密着過ぎる」。また今後これが改善されることはほぼないでしょう。

DAZNの広島戦というのは、「広島県外向け」のサービスであることを理解しておきましょう。

広島県境ではDAZNの視聴が不安定になる

例えばバスや電車、新幹線内でDAZNの広島戦中継をスマホで視聴しているときなど、広島県に入った瞬間に通信が途絶えます。

また最も心配なのは、県境にお住まいの方ですよね。

県境またいでDAZNでカープの試合を見逃し配信で試してみたが、途中でブチっとはならずみることはみれた。クルクルが止まらなくなったが。。

— keikun (@cavernabbey) April 8, 2017

これについては自宅がどの電波塔を拾っているかに左右されるためなんとも言えません。スマホは見られるけどパソコンでは見られないということも考えられます。どっち付かずでプツプツと通信が安定しないケースもあるでしょう。

また地上波とインターネットは概念から異なりますから、もしかしたら全く広島戦が見られない地域というのも出てくるかもしれません。

広島戦を確実に・安定した環境で見たいという場合はスカパー！が最もおすすめになります。あるいはスポナビライブや地上波との組み合わせでうまく穴埋めしていくのが賢い方法と言えるでしょう。

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